ペーパークラフト「蒸気機関車D51498」
~ 難易度★★★★★に挑む ~
私たちシニア層にとって「蒸気機関車」はロマンをかきたて、郷愁を誘うあこがれの乗り物でした。煙を吐き、シュッ、シュッ、ポッポーと汽笛を鳴らしながら真っ黒い巨体で力強く走る姿は、言葉には言い尽くせない魅力がありました。
今回、往年の美姿を思い出し、キャノンの無料ダウンロードを利用して、難易度が「五つ星」と高く、パーツ数も「721個」と多いスーパーリアルモデル「D51498蒸気機関車」を制作することにしました。
ロマンを求めて。キャノンペーパークラフト「蒸気機関車D51498」(1/55)を制作。
〇 2022年4月10日から作り始め、55日を要し、6月3日に完成した。
〇 「組立部品」はA4判20枚あり、「パーツ数」は721個という難易度の高い作品であった。
〇 大きさが分かるように新聞紙の上に置いてみた。(機関車と炭水車の長さ合計約40㎝)
・D51498は1940年11月に鷹取(たかとり)工場(神戸市)で作られ、岡山機関区に配置された。
・1972年10月に鉄道100周年記念で八高(はちこう)線(八王子~高崎)においてイベント列車の牽引を最後に運用から外れた。
・操作性の良さから機関士に人気があり「デコイチ」と呼ばれ、蒸気機関車の代名詞になった。
〇 紙とは思えないほど重量感があり、どっしりとして優雅である。
〇 完成してみるとD51498を可能な限り再現しようとしたキャノンの意気込みが感じられた。
〇 機関士操作室が本体とうまく合わず、後方に傾く状態を修正できた時は嬉しかった。
〇 丸みを帯びた部品が多く、ほどよく曲げるのが大変だった。
〇 制作中、本体に汚れ、接着剤、水滴などが付かないよう特に注意した。
〇 車輪をつなぐ各シャフトはクラフト紙を4枚から7枚同じものを切って重ね貼りしている。
〇 大きな車輪は一つにつき5個のパーツを組み合わせて貼り付けている。車輪は可動する。
○ レールや枕木などを貼り合わせて台座を作るのに丸2日間かかった。